学校経営基本計画

1 学校経営の基本方針

(1)「安心・安全な学校」がすべての教育活動の礎となることを踏まえ,教職員一人一人が最優先事項として行動する。

(2)東日本大震災から12年が経過したことを受け,子供が集中して学びに向かうことができる諸環境の整備に引き続き努めるとともに,世界規模で変動し続ける予測困難な時代を生き抜く力を育むため,「七ヶ浜グローカルPROJECT~世界を見据えて地域に根差す~」の具現化を目指す。(8年目のチャレンジ)

(3)子供と向き合う時間を大切にし「失敗できる子供」の意味を発達段階に応じて確かめる。

(4)七ヶ浜町の自然,伝統,文化を大切にし,地域と一体となった教育活動を推進しながら「開かれた学校づくり」に努め,家庭・地域から信頼される学校を目指す。

2 教育目標

   心身ともに健康で楽しく学ぶ子供の育成

3 めざす児童像・行動像

「失敗できる子供」 

○   よく考え楽しく学ぼうとする子供【知】  

     ・自ら考え,友達と考え合い,表現できる  

・課題解決過程で試行錯誤できる

○   明るく思いやりのある子供【徳】

   ・相手の目を見て自分からあいさつすることができる

・失敗した友達を励ますことができる

○   しなやかでたくましい子供【体】

・健康と安全を心がける 

・進んで運動することができる

・ねばり強く最後までやり抜こうとする

※「失敗できる子供」:失敗体験を次に進むチャンスと捉えることができる子供 

 4  めざす学級集団像

 「お互いが間違いや失敗へのフォロワーシップを働かせ,それを成長のチャンスとできる集団」 

 ○ 一生懸命学び合う学級集団

 ○ 規範意識が高く規律ある学級集団

 ○ いじめを絶対に許さない学級集団

 ○ 共感し合い協働し合う学級集団

 5  めざす教職員像

  「教育活動の諸局面において,フォロワーシップとリーダーシップを自覚し,行動できる教職員」

 ○  子供の事故防止等「命」のリスクを敏感に察知し未然防止に努める教職員

 ○ 子供の失敗を成長の機会と捉えて指導する教職員

 ○  自分の失敗を成長の機会と捉えるべく率直に表出し,共に育ち合う教職員

 ○ 自分のよさと健康を大切にする教職員

 ○ 不登校・いじめの未然防止や問題行動等に総力で対応する教職員

6 危機管理

仕事の中心に「自己と組織」とは,との問いを据えつつ,教育の本旨と組織の信頼を失わないこと,そして何より児童の命に係る事故防止に努める。

そのための方法を徹底的に吟味し以下の危機管理について弛まぬ改善を続ける。

○ 生徒指導(学校いじめ防止対策基本方針の実践)

○ 要支援家庭対応・相談(不登校・虐待対応)

○ 学校(児童)事故防止・教室の安全環境保障

○ 健康事故(感染症,アレルギー等)防止

○ 防災体制整備(地震,津波,台風(暴風)火災,不審者,雷,竜巻,ミサイル)

○ 交通事故防止

○ 新型コロナウイルス,インフルエンザ等感染拡大防止

○ 初任層教員支援

 【教職員の信頼失墜回避】

・職員事故防止

   ・職員不祥事防止

   ・適切な対外関係調整

・財務コンプライアンス堅持

 7  重点施策 

(1)七ヶ浜・グローカルPROJECT8年目(10年計画)の取組の充実

 ① 学び方の習得 … 

ア 「明るく 楽しく 面白い」授業づくり

イ 児童が手応えを実感できる授業づくり

ウ ITC ⇒ 基本操作の習熟,目的に応じた活用

エ 国語,算数,英語の基礎・基本の定着

 ② 不登校等改善 … 

ア チーム対応の重視(学校,支援センター,子ども未来課等

との緊密な連携)

イ 通所児童,別室指導児童への適切な学習指導,学習支援

ウ 「不登校対応シート」の効果的活用

 ③ 英語を通したコミュニケーション力の育成… 

ア 「明るく楽しく面白く」のさらなるレベルアップ

イ 「書くこと」「読むこと」における基礎的な力の育成

 ④ 地域学校協働活動 …

ア 町生涯学習課,・地域コーディネーターとの連携

 イ 制65周年を生かした学習活動

 ⑤ 地域に開かれた学校 … 学校・保護者・地域の連携による地区民合同運動会の開催

(2) カリキュラムマネジメント 40分午前5時間制の定着と課題の克服,効果的活用

(3) 教育活動全体を通したインクルーシブ教育の展開

(4) 防災教育・安全教育・いじめ未然防止教育の充実

(5) 正しい知識と認識を促す性教育・ゲーム及びSNS依存症防止教育の推進